写真1●プログラム実施中の講師の様子(提供:サイボウズ)
写真1●プログラム実施中の講師の様子(提供:サイボウズ)
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写真2●プログラム実施中の学生の様子(提供:サイボウズ)
写真2●プログラム実施中の学生の様子(提供:サイボウズ)
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 サイボウズは2015年8月19日、チームワークを高めたい大学生のチームに向けた研修プログラム「チームワークレスキュー」を開始すると発表した。1回の応募につき最大で10チームほどを選考し、全国どこにでも出張して1日間の研修プログラムを無償で提供する。第1回の応募締め切りは8月31日。応募状況にもよるが、第2回以降も継続して提供する。

 チームワークレスキューは、サイボウズが開発した、チームワークを高めることを目的とした研修プログラムである。これまでサイボウズの社員研修に利用してきた。内容は、大きく「チームワーク創造メソッド」「問題解決メソッド」「モチベーション創造メソッド」という三つのプログラムで構成する。チームが抱えている課題に応じて、これらを組み合わせて利用できる。

 チームワーク創造メソッドでは、チームメンバーの強みと弱みを認識する。これにより、信頼関係が生まれ、チームワークの土台を形成する。問題解決メソッドでは、議論するための共通のフレームワークを全員が使えるようにする。これにより、議論の質を上げる。モチベーション創造メソッドでは、モチベーションが上下するメカニズムを伝えながら、実際に参加者自身のモチベーションについて考える。

 大学生チームへのこれまでの支援実績として、慶應義塾大学テニス部(目的は、チームの結束力向上)や、法政大学社会学部メディア社会学科藤代裕之研究室(目的は、ゼミ活動の効率的な運営)などがある(写真1写真2)。これ以外にもチームワークを高めたいと考えている大学生チームがあると見込み、今回、同一の研修プログラムを一般応募で募ることにした。

 審査基準は、応募時に申告する「チームワークを高めることで実現したいこと」や「チームワークを高めることの緊急性」など。3人以上の大学生チームであれば、誰でも応募できる。応募はWebフォームから行う。応募窓口はジョブウェブが担当する(応募ページはこちら)。