電通は2015年8月19日、テレビCMとオンラインの動画・ディスプレイ広告の出稿を統合的に最適化するツールとして「d-holistics Cross Media Planner」を開発したと発表した。

 消費者のコンタクトポイントが多様化する中で、キャンペーンを成功に導くためにデジタル広告メニューとテレビCMを掛け合わせて、効率的かつ効果的なメディアプランニングを行うニーズが高まっている企業(広告主)に向ける。

 今回開発したツールは、テレビCMとの親和性が高いオンラインの動画やディスプレイ広告を含む運用型広告に対応する。「リーチ」「キャンペーン認知」「ブランド認知」「購入意向」などの指標をシミュレーションすることで、最適な出稿を可能するという。

 従来から提供していたテレビCM単体の最適化(コスト、局比率、スケジュールなど)と組み合わせることで、企業のさまざまなクロスメディア出稿ニーズに適応していく。

 今回のツールでは、シングルソース(同一の調査対象者)でメディア接触や購買行動を統合分析する電通独自のデータベース環境「d-holistics」を活用する。インテージが保有する消費者パネル(SCI/i-SSP)を対象に、クロスメディアによる「メディア接触調査」をインテージ社と共同で実施している。

[発表資料へ]