写真●Apple Pay
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 米国と英国のApple Watchユーザーの8割がAppleの決済サービス「Apple Pay」(写真)を利用したことがあり、そのうちの大半がApple WatchでApple Payを利用することに満足している。こうした調査結果をCNETMacRumorsなどの米メディアが現地時間2015年8月18日に報じた。

 これは米国の市場調査会社WristlyがApple Watchのユーザーを対象に、Apple Payのサービスがすでに始まっている米国と英国でアンケート調査を行ったもの。両国合計で約1000人から回答を得ている。Apple WatchでApple Payを利用したことのある人に、その感想を尋ねたところ、51%が「魔法のようだ」と回答しており、「便利」とした答えは42%あった。このほか「それほど便利ではない」という回答は4%、「良いが、いくらかの懸念もある」は3%あった。

 一方、まだApple Payを利用したことがない米国のApple Watchユーザーにその理由を尋ねたところ、15%の人が「支払いに関するニーズはすでに満たされている」と答え、5%が「メリットを感じない」、同じく5%が「セキュリティの問題を懸念している」と答えた。

 ただし、これらApple Payを利用したことがない人のうち、29%がその主な理由として「自分のカードがApple Payに対応していない」と回答した。このことからWristlyは、Apple Payに対する消費者の関心は高く、今後より多くのカード発行会社が同サービスに対応すれば、利用者は増えるだろうと予測している。

 このほか、Apple Payの利用者のうち62%が、同サービスに対応していることを理由に特定の店により多く訪れると回答した。また86%の人は、支払時にレジでApple Payのロゴを探し、81%の人が、店が対応していればApple Payで支払うと答えたとWristlyは報告している。

[Wristlyのリポート(ブログサービス「Medium」で公開)]