画面●大学などが配信する講義をネット経由で無料で受講できる「gacco」
画面●大学などが配信する講義をネット経由で無料で受講できる「gacco」
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTドコモは2015年8月17日、教育サービスを手掛けるNTTナレッジ・スクウェアを子会社化したと発表した。2015年8月25日付で社名を「ドコモgacco」に変更する。NTTナレッジ・スクウェアはNTTドコモと共同でMOOC(Massive Open Online Courses:大規模オープンオンライン講座)の配信サービス「gacco」を運営してきた(画面)。今回の子会社化によって事業基盤を強化し、学習サービス事業を推進する。

 NTTナレッジ・スクウェアはこれまで、NTTの子会社だった。同社からの第三者割当増資引受や、NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合からの株式譲受により、NTTドコモが株式の95.3%を保有した。ドコモgaccoの社長には、NTTドコモでgaccoの立ち上げを主導した伊能美和子氏が就任する(PC Onlineの関連記事:“ケータイの会社”がなぜMOOC?――NTTドコモの教育事業戦略)。

 ドコモgaccoでは今後、MOOCのような新しい学習スタイルを、官公庁や地方自治体、企業などの法人向けにも提案していく。教育の地域格差の解消や、地方創生への貢献も目指すという。