日立ソリューションズは2015年8月6日、顧客管理・課金・請求パッケージ「BSSsymphony」にMVNO事業者とケーブルテレビ事業者向けの機能を追加し、8月7日に提供を開始すると発表した。

 MVNO参入事業者向けには、インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJモバイルMVNOプラットフォームサービス」と連携する機能を追加し、事業の早期立ち上げなどを支援する。

 また、IP-VODサービス「milplus」を導入するケーブルテレビ事業者向けには、日本デジタル配信(JDS)が提供するクラウド型加入者認証認可サービス「IdPクラウドサービス」と連携する機能を追加する。サービス導入を短期間で実現し、課金・請求業務の効率向上を支援する。

 日立ソリューションズは、通信・放送事業者のBSS(請求業務支援システム)の構築実績を生かして、加入者のサービスの申し込みや契約管理、課金計算、請求、決済などの顧客管理に必要な機能をパッケージにまとめて、「BSSsymphony」として2012年4月からケーブルテレビ事業者やMVNO事業者、クラウド事業者向けなどに提供してきた。今後、電力小売事業者など顧客管理や課金・決済管理を行う幅広い業種の企業へ向けて、「BSSsymphony」を提供していく方針。

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