米NVIDIAは現地時間2015年7月31日、ゲーム用8型タブレット端末「SHIELD」を自主回収すると発表した。バッテリーが過熱する可能性があり、発火の恐れがあるという。

 対象となるのは2014年7月~2015年7月に販売された製品で、バッテリータイプが「Y01」であるもの。バッテリータイプを確認するには、ソフトウエアを最新(2015年7月1日以降)のものにした上で、「設定」アイコンの「About tablet」メニューから「Status」を開く。

 バッテリーがY01の場合は、リコールアプリケーションを立ち上げる。端末のシリアル番号などの情報を含む通知が画面に表示されるので、氏名や住所などとともにシリアル番号を専用ページのフォームに入力して回収交換を申請する。

 米消費者製品安全委員会(CPSC)の情報によると、SHIELDのバッテリーが過熱したとの報告が4件あり、うち2件は床が損傷したという。リコール対象の製造番号は「P1761」「P1761W」「P1761WX」で、シリアル番号は「0410215901781」から「0425214604018」。米国で8万3000台がリコール対象になり、カナダでも5000台が販売されている。

 ShieldタブレットはWi-Fi接続専用の16GバイトモデルとLTE対応の32Gバイトモデルがあり、それぞれ希望小売価格299ドルと399ドルで販売されている。なおAndroid TV搭載セットトップボックスやポータブルゲーム機などの他のShieldシリーズは対象に含まれない(米CNETの情報)。

[発表資料(NVIDIAのプレスリリース)]