日本マイクロソフトは2015年7月30日、ソフトバンクグループが開催中の法人向けイベント「SoftBank World 2015」にブースを出展し、大画面PC「Surface Hub」の実機を展示した。製品担当者によれば、国内での一般向け展示はこれが初めてになるという(写真1)。

写真1●55インチ版のSurface Hub
写真1●55インチ版のSurface Hub
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 Surface Hubは大型液晶TVのような大画面デバイスで、PC本体を内蔵しているため単独での動作が可能。企業の会議室やミーティングスペースにおけるホワイトボード用途や、Skype for Business(旧Lync)によるリモート会議などを想定したデバイスになる。

 画面は100ポイントのマルチタッチに対応しており、複数人が指でタッチ操作できる。専用のペンによる書き込みは、タブレットのSurface Pro 3のように追従性が高く、紙にペンで書いているかのような操作感を得られるという(写真2)。

写真2●複数人で書き込みながら利用できる
写真2●複数人で書き込みながら利用できる
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 会議室でのセキュリティを考慮した設計として、「終了」操作により画面に書き込んだ内容やローカルストレージの内容が完全に消去される。データ保存には、OneNoteへの保存やUSBメモリーなど外部ストレージを用意する必要がある。また「消し忘れ」対策として、赤外線センサーにより会議参加者の退室を検出し、一定時間の経過で自動的に終了操作を行う機能も備える。