写真1●ほぼ満席の講演会場
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写真2●アスクルの富山 友貴氏
写真2●アスクルの富山 友貴氏
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写真3●カカクコムの長谷川 知彦氏
写真3●カカクコムの長谷川 知彦氏
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 ビジネスを支えるITインフラの企画・設計・構築・運用をテーマにしたイベント「ITインフラSummit 2015 夏」(主催:日経BP社)が7月28日、東京・目黒の目黒雅叙園で開幕した。アスクルやカカクコム、JR東日本、協和発酵キリン、楽天証券などのITインフラ構築事例や、最新の技術や製品の紹介など、18の講演を実施する。

 午前中の基調講演では、アスクルの富山 友貴氏(SOLOEL事業本部 事業本部長)と、カカクコムの長谷川 知彦氏(プラットフォーム技術本部 システムプラットフォーム部 第1インフラサービスチーム)が、クラウドを活用したITインフラの構築について講演。参加者は熱心に聞き入っていた(写真1)。

 アスクルは大企業向け間接材購買サービス「SOLOEL(ソロエル)」のシステムを、IIJのパブリッククラウド「IIJ GIO」上で稼働させている。富山氏は、シェアが高い米Amazon Web Services(AWS)ではなくIIJのクラウドサービスを選んだ理由や、従来の環境から移行する際のロードマップ、その際の課題をどう解決したかなどについて語った(写真2)。

 カカクコムは2015年3月、第2世代のプライベートクラウドを稼働。特徴はオールフラッシュストレージの導入である。長谷川氏は、今回のイベントのテーマである「安・速・快のシステム基盤を創る」に沿う形で、同社のプライベートクラウドの「安心・安全」「速度」「快適性」の各ポイントを解説した(写真3)。

 午後は、協和発酵キリンの篠田 敏幸氏(情報システム部長)、東京工科大学の田胡 和哉氏(コンピュータサイエンス学部教授/メディアセンター長)、楽天証券の平山 忍氏(常務執行役員 情報システム本部長)、JR東日本の黒田 岳氏(鉄道事業本部 電気ネットワーク部 鉄道ICTソリューションプロジェクト 課長)、リクルートテクノロジーズの北岡 史也氏(ITソリューション部 インフラソリューション3G グループマネジャー)による特別講演が実施される。

 このほかにも最新の技術、製品、ソリューションについて11の講演があるほか、製品やサービスについて直接説明を聞けるブースも設けられている。全セッション終了後には、JAZZライブも予定されている。