配車サービスの米Uberと中国スマートフォンメーカーのXiaomi(小米科技)は、Xiaomiのフラッグシップ機「Mi Note」の販売に関して提携を結んだと、複数の海外メディア(米ForbesインドEconomic Times米Re/codeなど)が現地時間2015年7月23日に報じた。マレーシアのクアラルンプールとシンガポールで、Uberアプリケーションからタクシーを手配するのと同様にMi Noteを買うことができる。

 Uberアプリケーションを立ち上げて、画面下のスライダーを「Xiaomi」に合わせ、オレンジ色に表示された車両を手配すると、ドライバーがMi Noteを手元に配達してくれる。Xioamiによれば「注文から数分以内で端末が届く」という。

 このサービスは7月27日限定で実施するもので、マレーシアとシンガポールではその翌日にXiaomiのWebサイトでMi Noteの販売が開始される。

 UberアプリケーションからMi Noteを注文した場合、Uberアカウントにひも付けられたクレジットカードで決済が処理される。

 Uberは、オンライン購入された商品をUber車両で即日配達するシステムを米国でテスト中だと伝えられている。

 一方のXiaomiは、中国市場の成長が鈍化する中、グローバル展開を押し進めている。アジア諸国で販路を広げるほか、7月にブラジル市場にも進出すると報じられた(関連記事:Xiaomiの15年上期スマホ販売、前期を下回る、年間目標達成できない恐れ)。