京阪電気鉄道と京阪電鉄不動産は2015年7月23日、北海道ガスおよびジュピターテレコム(J:COM)のグループ会社であるジェイコム札幌と協力して、ガス温水式パネルヒーターを遠隔制御できる国内初のマンション向けシステムを、「ファインシティ札幌ザ・タワー大通公園」(札幌市中央区、2017年2月に竣工予定)の全戸に標準で導入すると発表した。

 同システムは、J:COMのマンション向けエネルギー管理支援サービス(MEMS)と連携し、ECHONET Lite規格に基づいて遠隔制御を可能とする。スマートフォンやタブレットを用いて室内や外出先からでもガス温水式パネルヒーターのON/OFF操作が可能となる。また、お風呂のお湯張りについても遠隔操作を可能とする。

 それぞれのガスリモコンに搭載されているHA端子にECHONET Lite規格に準拠する「HAアダプタ」を搭載することで、遠隔制御を可能とする。なお、ガス温水式パネルヒーターの遠隔制御システムの導入は国内初という。

 さらに、J:COMの高圧一括受電サービス「J:COM電力」と今回のシステムと連携するエネルギー管理支援サービス「エコレポ」(関連記事)を同時に導入することで、電力の見える化や各住戸の電気料金を抑えることを可能とする。

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