画面●UQコミュニケーションの「『3日間で3GB』制限に関する今後の対応について」という告知文
画面●UQコミュニケーションの「『3日間で3GB』制限に関する今後の対応について」という告知文
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 UQコミュニケーションズは2015年7月14日、一部顧客の間で批判が上がっていた速度制限について内容を変更すると発表した。制限後の利用速度を増速する。(画面)。15日から適用する。

 4月に開始した速度制限では、「WiMAX 2+」のデータ通信サービスを3日間で3ギガバイトを越えて利用した顧客に対して、翌日昼ごろから1日間について通信速度を「YouTubeの標準画質が問題なく見られる程度」にしていた。15日以降も、「3日間で3ギガバイト」の制限対象条件に変更はないものの、制限時の通信速度を「YouTubeのHD画質(720p)が問題なく見られる程度」に増速する。

 具体的な速度は公表していないが、おおむね従来比2~3倍程度の速度になるとみられる。制限条件については、今後「より利便性の高い運用方法を検討する」と説明している。

 UQの速度制限を巡っては、速度制限実施を理解せずに契約した顧客らから、「説明と違うのではないか」といった反発が高まっていた(関連記事:なぜWiMAX 2+は速度制限の実施で「炎上」したのか)。UQはWebサイトに掲載した文書で、「お客様から広告表現等について数多くのご意見ご要望をいただいた。真摯に受け止め、今後の広告表現等についてはより分かりやすく誤解のない内容に速やかに改善する」と説明した。

UQコミュニケーションズの発表資料