写真●RapiNAVI Air2
写真●RapiNAVI Air2
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 丸紅情報システムズとクレスコワイヤレスは2015年7月10日、マーケティング向けBeaconデバイスの新製品「RapiNAVI Air2」を同日発売したと発表した(写真)。スマートフォンやタブレットとBluetooth Low Energy(BLE)通信を行うことで、ショッピングモールや駅構内での広告配信や人やモノの行動分析などに利用できる。

 Beaconデバイスを設置したエリア内に入るとスマートフォンアプリがBeacon信号を受信することで、そのロケーションに関連した情報をインターネットなどを経由して取得できる。大型施設での館内説明やルート案内、店舗でのクーポン配信や来店ポイントシステムの提供などに活用できるという。

 新製品では通信モジュールの電波強度を強化し、電波到達距離を従来の約3倍の約30mまで拡大した。また、電池寿命を大幅に向上し、100ミリ秒に1回の間隔で信号発信するiBeacon規格の条件下で、単3形乾電池2本で約1年間連続稼働する。このほかにも、UUIDのなりすまし防止機能を搭載した。

 本体寸法は縦79×横41×厚さ27mm、重さは約95g。Beaconデバイス単体の価格はオープン。デバイス10台と設定用アプリ、スマートフォンアプリ開発用ライブラリなどを含むスターターキットは希望小売価格4万9800円(税別)。

製品情報
丸紅情報システムズのWebサイト