福岡県の飯塚地区消防本部は2015年7月9日、Webサイトが外部から不正アクセスを受け、地区内の災害情報を電子メールで配信する「災害情報メール」の登録者全2156人分のうち、最大で1798人分のメールアドレスが流出したことを発表した(図)。
同本部の説明によれば、7月6日ごろから災害情報メールに登録している多数の職員に不審な電子メールが届いた。保守委託業者を通じて管理サーバーを調査。その結果、不正アクセスが7月6日午後2時21分ごろに発生し、職員と一般住民を含む登録者のメールアドレスが流出した可能性があることが判明した。それ以外の公文書などの流出はないという。
Webサイトを経由してメールアドレスを窃取した形跡があるため、Webサイトを7月9日午後2時まで全面閉鎖した。災害情報メールについては、引き続き登録・配信を停止している。登録者に対しては不審なメールに関する注意喚起を実施。警察にも相談しているとしている。