フジテレビは2015年7月7日、香港最大の通信事業者で香港最大のペイTV「now TV」を擁するPCCW Limitedと戦略的パートナーシップを構築して、アジア各国市場におけるテレビドラマのインターネット配信を本格的に開始すると発表した。

 PCCWは香港最大の通信コングロマリットであり、2003年から「now TV」の名称でIPTV放送事業を開始した。これまでに香港最大のペイTV事業者に成長したという。今回は、東南アジアでいわゆるOTT配信を年内に開始する予定のPCCWに番組を提供することで、かねてより需要の高い東南アジアに対して、インターネットを経由して番組を届けることが可能になる。

 フジテレビは、これまでも2013年から北米・中南米・欧州・中国・台湾・韓国などでドラマ作品のインターネットVOD配信を積極的に実施し、コンテンツの供給を行ってきた。フジテレビの大多亮常務取締役は、「急成長を続ける東南アジア市場で、インターネットを通じた配信を行うことで、我々の高品質の番組をより多くの人々に楽しんでもらうことができる」と発表資料でコメントしている。

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