米Facebookは現地時間2015年7月7日、米テキサス州フォートワースに新たなデータセンターを建設すると発表した(写真)。米国内では4カ所目、世界で5カ所目のデータセンターとなる。
同社はすでに、米アイオワ州アルトゥーナ、米オレゴン州プラインビル(関連記事)、米ノースカロライナ州フォレストシティ、スウェーデンのルレオ(関連記事)にデータセンターを所有している。
フォートワースのデータセンターは、再生可能エネルギーですべての電力をまかなう。米Citigroup Energy、カナダAlterra Power、米Starwood Energy Groupとの提携により、風力発電所から200メガワット(MW)の電力を、現在建設中の電力グリッドに供給する。建設中のグリッドはデータセンターから90マイルの場所にあり、2016年に完成する予定。
また、データセンター技術のオープンソース化を推進する「Open Compute Project(OCP)」のハードウエアデザインを採用し、エアコンではなく外気を用いた冷却システムを導入する。
Facebookは新データセンターに少なくとも5億ドルを投資する。フルタイムの従業員を40人以上雇用する計画という(英Reutersの報道)。