写真1●弥生の岡本浩一郎代表取締役社長
写真1●弥生の岡本浩一郎代表取締役社長
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●弥生会計 オンラインの基本機能
写真2●弥生会計 オンラインの基本機能
[画像のクリックで拡大表示]
画面1●外部サービスと連携し、取引データを自動で取り込む
画面1●外部サービスと連携し、取引データを自動で取り込む
[画像のクリックで拡大表示]
画面2●取引結果をグラフで表示する「レポート」機能
画面2●取引結果をグラフで表示する「レポート」機能
[画像のクリックで拡大表示]

 弥生は2015年7月7日、クラウド型会計サービス「弥生会計 オンライン」を開始した(写真1)。データ入力の手軽さや集計結果を分かりやすくグラフ化できる点が売りで、会計ソフトを未導入の小規模法人を中心に顧客開拓する。会計事務所とのデータ連携などの機能も充実させた。

 価格(税別)は年額2万6000円からで、最大2カ月は無料体験が可能。新設法人などを対象に、初年度の料金を無料にするキャンペーンも実施する。1年間で、日常的に使ってくれる1万ユーザー獲得するのが目標。

 特徴は「小規模法人に必要な会計業務が、これ一つでできる」(弥生の岡本浩一郎代表取締役社長)こと(写真2)。外部サービスと連携し、銀行口座やクレジットカードなどの取引データを自動で取り込める「YAYOI SMART CONNECT」に対応(関連記事:ツイートを会計データに自動変換、弥生が「YAYOI SMART CONNECT」発表)。新たに法人向け銀行口座の明細をCSVデータで読み込めるようになったほか、10月には自動取り込みに対応する(画面1)。

 12月には、スキャナーなどで読み取った領収書のデータを取引データとして自動的に取り込む機能も用意する。領収書に書かれた金額などを、OCR(光学文字認識)によって自動的に読み取る。領収書のスキャナー保存については、2015年度の税制改正によって保存要件が変更になった(関連記事:スマホ撮影で領収書保存 規制緩和をにらみコンカーが対応製品を準備中)。認定事業者によるタイムスタンプを付与するなど、改正に対応する形式で画像を保存する。