米Microsoftは現地時間2015年7月6日、立体映像用ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」に関する開発促進を目的とした「Microsoft HoloLens Academic Research request for proposals(RFP:提案依頼書)」を発表した。HoloLensを将来に活かすアイデアを学術機関から募集する。

 Microsoft HoloLens Academic Research RFPは、てホログラフィックコンピューティングが将来の社会で果たす役割や可能性をより深く理解することを目的とする。また、大学や研究機関における新たなホログラム利用や複合現実の研究を促進することも目指す。

 対象領域は特に限定しないが、Microsoftは関心のある分野として、理系や医療の教材、データ視覚化、コミュニケーションおよびコラボレーション、対話型アートや実験的メディア、知覚コンピューティングやヒューマンコンピュータインタラクションなどを挙げている。

 提出期限は2015年9月5日。およそ5件の提案を選考し、10月6日に発表する。対象者には賞金10万ドルとHoloLens開発キット2セットが贈られる。現在のところ、申込み資格は米国在住者のみとなっている。

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