Oppo Mobile TelecommunicationsのWebサイト
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 多数の不要なアプリケーションがスマートフォンにプリインストールされていることに対して苦情が高まっていることを受け、中国の消費者保護団体は韓国Samsung Electronicsと中国Oppo Mobile Telecommunications(広東欧珀移動通信)を提訴した。上海日報が現地時間2015年7月3日に報じ、これを引用するかたちで複数の海外メディア(英Register米Ars Technica)が伝えている。

 上海日報によると、上海市消費者権益保護委員会は中国消費者の苦情に応え、20種類のスマートフォンを調査した。その結果、様々なアプリケーションがあらかじめインストールされ、その多くが削除できないモデルが一部あることを確認した。

 プリインストールされているアプリケーション数が最も多かったのは、Oppoの「Find 7a」で71種類。次に多かったのはSamsungの「Galaxy Note 3」で44種類だった。上海消保委は、プリインストールされているアプリケーションについて明確に説明しないまま販売することは、消費者の権利を損なうものだとして、2社をそれぞれ上海第1中級人民裁判所に提訴した。