画面●AWS LambdaのWebページ
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 米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2015年6月30日、イベント駆動型のコード実行サービス「AWS Lambda」が、東京リージョンで利用可能になったと発表した(画面)。画像のアップロードやWebサイトのクリックといったイベント発生に応じて、特定の処理を実行できる。

 AWS Lambdaの特徴は、実行したいコードをアップロードするだけで利用できること。イベント駆動型のアプリケーションを構築しようとすると、通常はそのためのサーバー群を用意し、イベントの発生を検知するための処理を記述するといった作業が必要になる。AWS Lambdaを使えば、こうした手間が必要ない。

 2015年7月1日には、日本法人であるアマゾン データ サービス ジャパンがAWS Lambdaに関するオンラインセミナーを開催。具体的な利用例を挙げながら、AWS Lambdaの活用について説明した。例えば写真共有のモバイルアプリの場合、AWSのストレージサービス「S3」に画像がアップロードされたら、画像のサムネイル作成やメタデータ登録といった処理を実行できる。ユーザーの友達に、AWS Lambdaからプッシュ通知を送ることも可能だ。コンピュータリソースは、負荷に応じて自動的に増減される。

 AWS Lambdaは、コードの実行時間やリクエスト数で課金する。なお、1カ月に100万リクエストまでは無料で利用できる。

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