ブイキューブは2015年6月29日、ビデオ通話の仕組みを応用したクラウド型の通訳サービス「V-CUBE トランスレーター」()を開始した。外国人に接客する小売店舗やホテルなどのサービス事業者が店舗にパソコンなどを設置してサービスを利用する。生身の通訳者との間でビデオ通話ができるので、あたかもその場に通訳者がいるかのように外国人との間で円滑なコミュニケーションが図れる。

図●V-CUBE トランスレーターの概要(出典:ブイキューブ)
図●V-CUBE トランスレーターの概要(出典:ブイキューブ)
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 メニューから言語を選ぶだけで、適切な通訳者につながる。日本語との間で通訳可能な外国語は7言語(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ロシア語)。これに加えて、日本の聴覚障がい者向けに、手話通訳(手話を映像で伝達)と文字通訳(オペレーターが文字を起こして画面に表示)も選べる。

 サービスの価格(税別)は、基本料金が月額5000円で、これとは別に、通訳サービスの利用時間に応じて1分当たり250円がかかる。利用時間帯は24時間365日。ビデオ通話ソフトの稼働環境は、Windows 7/8.1(パソコン/タブレット)またはiOS 8以上(iPad/iPhone)。クラウドとの通信プロトコルはHTTP/HTTPS。オプションにより、地図やパンフレットの画像などを通訳者と共有する使い方も可能。