画面●マイナンバー関連セミナーを動画の形でWeb経由で視聴できる
画面●マイナンバー関連セミナーを動画の形でWeb経由で視聴できる
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 会計や給与などの業務ソフトを手がける弥生は2015年6月25日、個人番号(マイナンバー)の取り扱い業務を支援するサービスを7月21日に開始すると発表した。同社製ソフトの有償サポート「あんしん保守サポート」を契約しているユーザーが対象で、追加費用を払うことなく利用できる。マイナンバーに関する電話相談や、規定文例集のダウンロード、動画コンテンツの視聴などができる。

 4種類のマイナンバー支援サービスを提供する。

 (1)「マイナンバー相談」は、電話で相談を受けて回答するサービスである。マイナンバー制度に関する質問や、安全管理措置(基本方針や取扱規程などの策定)についての一般的な相談ができる。

 (2)「法令・ビジネス文書ダウンロード(マイナンバー規定文例集)」は、基本方針や取扱規程、委託契約のひな形となるファイルをダウンロード提供する。文書数は約10種類。基本方針や取扱規程を策定するための手順書も提供する。

 (3)「セミナー動画視聴」では、弥生が開催しているマイナンバー関連セミナーを動画の形でWeb経由で視聴できる(画面)。当初用意する動画は『「マイナンバー制度」の概要と企業への影響~これで安心!マイナンバー制度導入に向けた3つのルール~』(全6回で1時間弱)の1タイトル。順次増やすという。

 (4)「マイナンバー導入支援先紹介サービス」は、基本方針や取扱規程の策定について助言や代行を行う士業を紹介する。同サービスを介した場合、士業が提供するサービスを特別価格で利用できるとしている。

 マイナンバー支援サービスの具体的な利用条件は以下の通り。

 (1)のマイナンバー相談の利用条件は、「弥生給与」または「やよいの給与計算」の上位サポートを契約していること。具体的には、弥生給与なら「トータルプラン」(年額6万4800円)か「ベーシックプラン」(年額4万3200円)、やよいの給与計算ならトータルプラン(年額3万2400円)が必要。

 マイナンバー相談を除いた3種類のサービスは、あんしん保守サポートを契約していさえすれば、製品の種類や保守プランのグレードを問わずに利用できる。保守料金が最も安くなるケースの例は、「やよいの顧客管理」のサポートを「セルフプラン」で契約した場合に年額7560円になる。