「もも クロウド Days in 九州~アイドルがビッグデータで稼ぐ?!~」。2015年6月24日、ICT専門展「Cloud Days 九州 2015/ビッグデータEXPO 九州 2015/セキュリティ2015 in 九州/スマートフォン&タブレット2015 in 九州」で、こうしたタイトルの特別企画が行われた。人気グループ、ももいろクローバーZ(ももクロ)の高城れにさんが生徒役を務め、ビッグデータの最新活用事例を学んでいくという内容だ。
講師を担当したのは、野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部主任コンサルタントの鈴木良介氏。「私、メンバー5人の中で一番知的キャラじゃないんですよ。緊張する!」と最初に言っていたれにさんだが、鈴木氏の“授業”の中で鋭いコメントを連発。和気あいあいの雰囲気のなか、満席の来場者にとって有益な内容のイベントとなった。日経BP社日経コンピュータ/ITpro発行人の吉田琢也が聞き手を務めた。
“情熱の熱量”ではももクロがホークスを上回る
鈴木氏がまず説明したのは「ビッグデータを使うと何がわかるのか」。「今回は人の動きのビッグデータを見てみましょう」として鈴木氏が挙げたのは、ももクロが2015年4月4日と5日に福岡ヤフオク!ドームで開催した「ももクロどんたく 2015 春」での様子。24時間単位で人の動きを見てみると、4月4日と5日でピークが少しずれている。「なぜだか分かります? 開演時間がずれていたからです(5日の方が1時間早くスタートした)」(鈴木氏)。
さらにヤフオク!ドームでの福岡ソフトバンクホークスの主催試合のデータと比較して、ソフトバンクホークスの試合の方が絶対数は上回っていたが、県外から来た比率を見ると、ソフトバンクホークスの試合は3割なのに対し、ももクロどんたくは6~7割と高いことを説明。「県外から来た人の比率の高さは“情熱の熱量”を図る指標とみなせます。熱量でいうと、ももクロの方が非常に上回っていると言えます。県外から多くの人を集めているというのは、福岡の観光業や飲食業への寄与につながります」と鈴木氏。