写真1●Apple Watchを使ってメッセージを受け取れる
写真1●Apple Watchを使ってメッセージを受け取れる
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写真2●映画の世界観に合わせて店舗を「電脳ローソン」と設定した
写真2●映画の世界観に合わせて店舗を「電脳ローソン」と設定した
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写真3●スマホを使った注文・決済アプリ「O:der(オーダー)」を使った
写真3●スマホを使った注文・決済アプリ「O:der(オーダー)」を使った
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 ローソンは2015年6月19日から21日にかけて、映画「攻殻機動隊 新劇場版」のスタンプラリーキャンペーンを新宿三丁目北店で開催する。スマートフォンを使った注文・決済アプリの「O:der(オーダー)」を活用。利用者は同アプリを導入した「iPhone」や「Apple Watch」を持って店舗に行くと、近距離無線技術の「iBeacon」を通じて映画に関連したメッセージを受け取れる(写真1)。メッセージを全て集めると景品をもらえる仕組み。ローソンはキャンペーンを通じてApple WatchやiBeaconを検証し、今後のマーケティング施策に生かす。

 キャンペーンでは映画の世界観に合わせて、新宿三丁目北店を「電脳LAWSON(ローソン)」と設定した(写真2)。Apple Watchにオーダーを導入している利用者は、店の前を通りかかるだけでメッセージを受け取れる。メッセージの内容も「これよりドミネを実行する」とするなど、映画の世界観を取り入れた。

 オーダーはスマホを使って飲食店などの注文や決済を実施するためのアプリ(写真3)。ベンチャー企業のShowcase Gig(ショーケース・ギグ)が開発した。利用者は飲食店を訪れる前に、同アプリを使って商品を注文しておく。利用者が来店すると、店舗に設置したiBeacon端末の電波で来店を検知する。料金を支払う際には、あらかじめ登録したクレジットカード情報を使って決済できる。今回のキャンペーンではiBeaconによる来店検知の機能をメッセージの配信に応用した。