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 米Google傘下でスマートホームデバイスを手がける米Nest Labsは現地時間2015年6月17日、家庭用監視カメラ「Nest Cam」を発表した。希望小売価格は199ドル。今月末に米国で出荷を開始する。

 Nest Camは、昨年買収した米Dropcamの技術をベースにする(関連記事:Google傘下のNest、家庭用監視カメラのDropcam買収で合意)。デザインに変更を加え、画質やモーション検知機能などを強化した。

 1080p HDの監視映像を、Wi-Fiを介してスマートフォンやパソコンにライブストリーミングする。8基の赤外LEDと新たなアルゴリズムにより、夜間の暗い部屋でも優れたモーション検知を提供するとしている。

 有料のオプションサービス「Nest Aware with Video History」に登録すれば、10日間(月額10ドル)または30日間(月額30ドル)のビデオ履歴をクラウドストレージに保存できる。

 また同社は、煙と一酸化炭素を検知する警報器「Nest Protect」の第2世代モデルも発表した。従来より11%小型化し、壁や天井へ取り付けやすさやバッテリー交換のしやすさも考慮したという。希望小売価格は99ドルで、来月出荷を開始する。

 そのほか、家庭用サーモスタット「Nest Learning Thermostat」向けアプリケーションのアップデートと、同社製品を一元管理できる「Nest」アプリケーションの新版(5.0)も公開した。

 Nest Camは、7月よりベルギー、フランス、アイルランド、オランダ、英国に投入する。第2世代Nest Protectも今夏にカナダおよび欧州で展開する予定。

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