厚生労働省所管の全国健康保険協会(協会けんぽ)は、協会内の4台の職員用端末が外部と不審な通信を行っていたことが2015年6月16日に判明したと発表した。

 17日に出した発表文では、「現時点において、個人情報を含む情報の漏えいは確認されていない」としている。一方で、全てのインターネット接続を遮断したうえで、事実関係の詳細を確認しているという。Webサイトは職員用端末とは別系統のシステムで、現在も稼働している。

 協会けんぽは、中小企業などの従業員やその家族が加入する健康保険を運営する。旧社会保険庁から「政府管掌健康保険」を引き継いで2008年に発足した。加入者数は3639万2000人(2015年3月末時点)。

協会けんぽの発表資料