写真1●Infinity Ventures Summit 2015 Spring MiyazakiのLaunch Padイベント受賞者
写真1●Infinity Ventures Summit 2015 Spring MiyazakiのLaunch Padイベント受賞者
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 2015年6月11日と12日の両日にわたって行われている「Infinity Ventures Summit 2015 Spring Miyazaki」では、スタートアップ企業による新事業コンテストであるLaunch Padイベントが12日朝に行われた。過去には、akippa、クラウドワークス、スマートエデュケーション、freee、WHILLなどが優勝したことでも知られる、スタートアップ企業の登竜門となるイベントである。また、審査員がネット企業のトップが中心であることから、このイベントの後で出資につながったケースも少なくない。

 今回の登壇企業は13社で、ハードウエア開発を伴う製品や人工知能の活用をうたうサービスなど、2015年のトレンドが見てとれた。企業名と発表対象の製品は、以下のとおりである。

CARTIVATOR:滑走路が不要で、使いやすさを図った、小型の空飛ぶクルマ「SkyDrive」。価格は500万円、2020年の東京オリンピックの開会式で飛ばすことを目指している。自動車メーカーのエンジニアやデザイナーが参加する。

・セーフィー:Webカメラとスマホによるホームセキュリティ「Safie」。創業者自身の自宅向けセキュリティカメラ設置の経験から開発を始めた。既存の製品に比べて、画角を広げ、画素数を増やし、なおかつ安価にした。

Orange:旅行者向け専属ガイドアプリ「TRIPAN(トリパン)」。旅行者と現地のガイドとチャットを基本機能とする。2015年12月までにガイド数3000人を目指す。HISの旅行予約後にTRIPANを案内するなど、大手旅行代理店とも連携を図る。インバウンド旅行者向けに多言語対応を予定。

・セフリ:登山・アウトドア向けアプリ「YAMAP & YAMAP Gears」。スマートフォンのGPS機能を生かした安全と快適、共有機能を軸とするアプリ。国内4000以上のアウトドア・レジャースポットをカバーしている。YAMAP Gearsは、アウトドア用品の価格比較サービス。