ピュア・ストレージ・ジャパンは2015年6月9日、SAN接続型の外付けSSDストレージの新モデル「FlashArray//m」(写真1)を発表した。既存モデル「FA-400シリーズ」の後継に当たり、コントローラー性能や容量密度、拡張性などを高めた。2015年第3四半期(8月から10月)に出荷する。開発会社は米ピュア・ストレージ(Pure Storage)。

写真1●FlashArray//mの外観
写真1●FlashArray//mの外観
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 SSD(ソリッドステートドライブ)だけで構成したSAN接続型のブロックストレージアレイ(関連記事:あらゆる用途でフラッシュアレイが使われる)。SSDに特化したソフトウエアを搭載したことによって、SSD/HDDの両方に対応したストレージよりも高い性能が出せるのが特徴。SSDの性能を生かしたインライン重複排除とデータ圧縮機能も提供する。スナップショットや非同期レプリケーションを含めてソフトウエア機能はすべて標準で提供し、特定の機能を使うために追加料金を支払う必要がない。

 今回の新製品は、ストレージコントローラー部を刷新した新モデル。旧世代のFA-400と比べると、性能は50%、容量密度は2.6倍、1Tバイト当たりの電力効率は2.4倍にそれぞれ向上したという。FA-400ではコントローラー部(高さ2U)とストレージシェルフ(高さ2U)が分離していたが、FlashArray//mでは高さ3Uの基本きょう体にSSDなどコントローラー機能以外の要素をモジュラー型で搭載する形になった。

 基本きょう体には、コントローラー2台、キャッシュ用のNVRAM(不揮発性のメモリーモジュール)×2または4台、SSD(512G/1T/2Tバイト)×最大20個(物理40Tバイト、重複排除時の実効容量は120Tバイト)、I/Oモジュールなどを搭載。外部にストレージ拡張用のシェルフ(高さ2UにSSD×24個を搭載)を最大で4台まで追加できる(写真2)。最大構成時は高さ11Uになり、物理136Tバイト、実効容量400Tバイトを利用できる。この時の性能は、30万I/O毎秒(32Kバイトブロック)、スループットは9Gバイト/秒、レイテンシーは1ミリ秒未満という。

写真2●三つのコントローラー構成
写真2●三つのコントローラー構成
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 拡張性やメンテナンス性を維持するサポートプログラム「Forever Flash」は引き続き提供する。コントローラーを無償でアップグレードできる。初期購入費用を削減する「Free Every Three」(保守費用を払っている間は3年おきに無料で最新のコントローラーに交換する)プログラムか、保守費用を削減する「Fresh Every Upgrade」(ストレージをアップグレードしたタイミングで保守期間をリセットし、保守費用を低く保ち続けられる)プログラムか、いずれかを選べる。