画面1●スケジュール機能から乗換案内サービスを利用し、検索結果をスケジュールごとに登録できるようにした
画面1●スケジュール機能から乗換案内サービスを利用し、検索結果をスケジュールごとに登録できるようにした
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画面2●スケジュールに登録した交通費データは経費精算に引き継ぐことができる。CSVデータを出力したり紙に印刷することも可能
画面2●スケジュールに登録した交通費データは経費精算に引き継ぐことができる。CSVデータを出力したり紙に印刷することも可能
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 ネオジャパンは2015年6月10日、Web型グループウエア「desknet's NEO」の新バージョンであるV3.0を提供開始した。新版では、サードパーティーが運営する交通機関の乗換案内サービスと連携した。これにより、desknet's NEOのスケジュール画面から交通費を調べて登録したり、登録した交通費データを利用して経費を精算したりできるようになった。さらに、これまで無かった機能として、動画や画像を共有するための動画配信サーバー機能とWebブラウザー内での画像編集機能を追加した。

 強化点の一つとして、会社訪問などのスケジュールを登録する画面から、ジョルダンが運営する有償の乗換案内サービス「乗換案内Biz」を使えるようにした(画面1)。具体的には、スケジュール登録画面にメニューを追加し、ここから乗換案内Bizを利用できるようにした。乗換案内Bizを直接利用する場合と同様、出発駅と到着駅の名称を入力して検索する必要があるが、検索結果(交通経路、時刻情報、交通費)をdesknet's NEOのスケジュールごとに登録しておけるようになった。desknet's NEOの個人プロファイルに定期券の情報を登録しておけば、定期券の範囲を控除した交通費データを算出できる。

 スケジュールに登録した交通費の情報を利用して、経費精算を自動化することも可能である(画面2)。従来、desknet's NEOの経費精算機能は、データを手動で入力する必要があった。今回スケジュール機能に交通費データを持たせたことにより、経費精算機能に交通費データを引き継げるようになった。承認ワークフロー機能も備えているので、交通費精算システムを持たない中小企業は、desknet's NEOを交通費精算システムとして使えるようになる。既存システムでデータを利用できるようにCSV(カンマ区切り)データを出力する機能や、紙で申請書を印刷する機能なども備える。