スパコン向け液浸冷却装置を開発する国内ベンチャーのExaScalerは2015年6月5日、富士通のコーポレートベンチャーファンドからの出資を受け入れたと発表した。今後、富士通とExaScalerは、共同開発や事業展開などの協業について検討する。

 富士通は2015年4月に、国内外のベンチャー企業に出資し、協業を加速させる目的で50億円規模のベンチャーコーポレートファンドを設立しており、このファンドがExaScalerに出資した。

 ExaScalerは、スパコン開発ベンチャーPEZY Computingの関連企業で、液体の循環でサーバーを効率良く冷却する液浸冷却装置を開発している。スパコンのほか、省エネ型データセンターへの適用も検討する。