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 米Appleは現地時間2015年6月4日、腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」の販売拡大を発表した。新たに7カ国および地域で発売するほか、店舗で購入できるようにする。

 Apple Watchは、4月24日にオーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、日本、英国、米国で発売した。現在、直営店「Apple Store」や一部認定小売店などで実機を閲覧および試着できるが、注文はオンラインでのみ受け付けている。

 Appleは先行予約を開始する4月10日の前日に、供給不足になる可能性を理由にオンライン注文のみ受け付ける方針を発表。リニアアクチュエータ「Taptic Engine」のサプライヤー2社のうち1社の部品に欠陥が見つかったことが出荷の遅れにつながっているとも報じられていた(関連記事:Apple Watch、大量出荷を阻んでいるのは部品の欠陥、米メディアが報道)。

 Apple業務担当上級バイスプレジデントのJeff Williams氏は、「Apple Watchへの反応はあらゆる点で我々の期待を上回っている」とした上で、「受注残の対応もかなり進んでいる」と説明。5月末までに受けた注文は、1種類(スペースブラックのステンレススチールケース42mmにスペースブラックのリンクブレスレット)を除いてすべて2週間以内に出荷すると述べた。さらに、その際にはApple Storeにおいて一部モデルの店頭販売を開始することも明らかにした。

 6月26日にはイタリア、メキシコ、シンガポール、韓国、スペイン、スイス、台湾でもApple Watchを発売する。

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