トランスコスモスは2015年6月3日、中国で25拠点目のオペレーション拠点「合肥センター」(写真1)を設立し、コールセンター業務を開始したと発表した。席数は400席で、現地のEC(電子商取引)関連企業を主な対象としてコールセンターサービスを提供する(写真2)。背景には、中国におけるEC市場の拡大がある。

写真1●合肥センターの外観
写真1●合肥センターの外観
写真2●合肥センターの内部
写真2●合肥センターの内部

 合肥センターは、安徽省合肥市の「合肥国際EC産業園区」(写真3)の中にある。同園区は、ECサービスとコールセンターが主要産業となっている。同園区の敷地面積は20平方キロメートルで進出企業数は100社。同園区にあるコールセンター席数は合計で2万席で、今後5年で10万席規模まで拡大する予定。

写真3●合肥センターがある合肥国際EC産業園区のイメージ
写真3●合肥センターがある合肥国際EC産業園区のイメージ

 トランスコスモスが中国で提供しているサービスは、コールセンター、BPO(業務プロセスのアウトソーシング)、デジタル技術を活用したマーケティング、ECに関する業務をフルパッケージでワンストップ提供、オフショア開発、など多岐にわたる。中国現地に進出しているグローバル展開企業や、中国現地企業向けに、売上の拡大やコストの削減を支援している。