J.COTTは2015年6月3日、同社がケーブルテレビ局経由で提供するスマートTV「cottio」において、地域情報や各種の緊急・災害情報を家庭のテレビに届ける「プッシュ通知システム」の提供を開始したと発表した。

 cottioは、専用のIP-STBである「cottio BOX」とインターネット接続環境があれば、利用できる。今回のプッシュ通知サービスでは、ケーブルテレビ局に設置されたCMS端末や、専用の管理画面に入力した独自の情報を、「必要なエリア」と「優先度」を判別して、テレビ画面あるいはcottio BOXに搭載した内蔵スピーカーに通知する。受信した内容は、テレビの電源がオフになっていても、cottio BOXにおいて音声合成による自動読み上げ機能で知らせる。

 Lアラートなどの災害情報や、各種緊急情報のほかに、ごみだしや交通情報などの生活情報、各ケーブルテレビ局独自の地域情報を配信する仕組みを提供する。

 なお、自動読み上げ機能は、エーアイが提供する小型機器組み込み向け音声合成エンジン「microAITalk3」を採用した。プッシュ通知システムは、6月10日、11日開催のケーブル技術ショー2015でデモを行う。

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