写真●privacy.google.comの画面
写真●privacy.google.comの画面
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 米Googleは現地時間2015年6月1日、プライバシーとセキュリティに関する取り組み強化の一環として、新たなアカウント管理ツール「My Account(アカウント情報)」と、よくある質問に答える新サイト「privacy.google.com」の提供を開始した。

 My Accountは、従来のGoogleアカウントの設定ページに代わるもの。各種Googleサービスの利用を管理する設定とツールへの一元的なアクセスを提供する。Googleサービスで使われる個人情報の管理や、表示される広告に関する設定の調整が行えるほか、プライバシー診断やセキュリティ診断ツールも利用可能。アカウントにログインしたデバイスの履歴も確認できる。

 privacy.google.comは、「Googleはどのようなデータを収集しているか」「Googleは収集したデータを何に使っているか」「Googleはユーザーの個人情報を販売しているか」といった重要な質問に、従来より分かりやすく「率直に答える」としている。プライバシーとセキュリティに関してユーザーが正しい判断を下すのに役立つ新しいツール、機能、情報も紹介する。暗号化やフィルタリングといったデータ保護技術や、個人情報に基づいたユーザー体験向上などについても説明する。現時点で日本語には対応していない。

 またGoogleは、企業向けソリューション「Google for Work」のアカウント登録者に対し、初めてと思われるデバイスからアカウントへのログインがあった場合に通知メールを送信する方針も明らかにした。6月15日より実施する。プライベートモードのブラウザーによるログインや、別のアカウント保持者からアクセスがあった場合も通知する。

[発表資料(1)]

[発表資料(2)]