台湾エイスーステックコンピューター(ASUSTeK Computer)は2015年6月1日、台湾・台北市で6月2日から開催される「COMPUTEX TAIPEI 2015」に先駆けてプレスカンファレンスを開催し、新型スマートフォン「ZenFone Selfie」やタブレット「ZenPad」などの新製品を発表した。

 発表会にはASUS会長のジョニー・シー氏が登壇。最新のCoreプロセッサを搭載したオール・イン・ワン型PCとして「Zen AiO」を披露した(写真1、2)。

写真1●台湾エイスーステックコンピューター会長のジョニー・シー氏
写真1●台湾エイスーステックコンピューター会長のジョニー・シー氏
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●新型Coreプロセッサ搭載のオール・イン・ワン「Zen AiO」
写真2●新型Coreプロセッサ搭載のオール・イン・ワン「Zen AiO」
[画像のクリックで拡大表示]

 Zen AiOは、23.8型ディスプレイを搭載した上位モデル「Z240IC」と、21.5型ディスプレイの下位モデル「Z220IC」の2機種。CPUとして第6世代とみられる最新のCore i7を搭載している。グラフィックスチップ(GPU)には米エヌビディア(NVIDIA)の「GeForce GTX 960M」を採用。メモリーはDDR4で最大32Gバイトを搭載できる。ストレージはPCI Express 3.0 x4接続により、「一般的なSerial ATA 3.0のSSDに比べて4倍高速」(シー氏)という。

 インタフェースとしては、オール・イン・ワン型として世界初というUSB 3.1 Type-Cを採用した。上位モデルは、インテルの独自技術「RealSense」に対応した3Dカメラを搭載しており、3Dモーションコントロールを利用したゲームもプレー可能。搭載OSは明言しなかったが、マイクロソフトの音声対応アシスタント機能「Cortana」の利用に最適なノイズ/エコーキャンセル機能を搭載するとしており、Windows 10対応とみられる。発売日や価格は未定。