イオンの完全子会社で飲食店施設の運営を手がけるイオンイーハートは、データ分析基盤システムにインフォテリアのデータ連携ソフト「ASTERIA WARP」を導入する。同ソフトを使ってレストランやフードコートのPOS(販売時点情報管理)データを収集。米アマゾンのクラウドに格納して分析し、店舗運営の改善につなげる。将来的には同ソフトの活用範囲を広げる方針だ。

 ASTERIA WARPは、いわゆる「ETL」ソフト。複数のシステムからデータを抽出し、所定の形式に変換したり加工したりしてデータウエアハウス(DWH)などへ格納する役割を持つ。

 イオンイーハートは毎日の売上高の速報値をはじめとするPOSデータを、効果的に収集・分析するシステムの構築を進めている。同システムの一部として、POSからのデータ収集、DWHへのデータ格納、データ分析ソフトとの連携といった用途に、ASTERIA WARPの採用を決めた。同社は既にDWHとして米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「Amazon Redshift」、データ分析ソフトとして「Tableau」の採用を決定している。