米Appleは現地時間2015年5月30日、腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」の心拍数計測機能に関するサポートページを更新した(写真)。更新内容から、一部で報告された同機能の変化は「バグが原因ではなかったようだ」と、複数の米メディア(CNETやTNW)が報じている。
Appleは5月19日に、Apple WatchのOSアップデート「Apple Watch OS 1.0.1」をリリースした。OSアップデート後に、それまで10分間隔で記録していた心拍数のデータがところどころ抜けるようになったとの声が一部ユーザーから寄せられ、バージョン1.0.1のバグではないかとの憶測が流れていた。
最新のサポートページでは、「Apple Watchは10分ごとに心拍数の計測を試みるが、ユーザーが移動しているときや、腕を動かしているときは心拍数を記録しない」と記載している。
これにより、バグではなく意図的な仕様変更であることが分かったが、理由については明らかになっていない。Apple関連の情報サイト「9to5Mac」は、「バッテリー寿命をもたせるためとも考えられるが、10分ごとの計測のせいでバッテリーの消耗が早いなどとは思っていないユーザーを怒らせただけだ」と指摘している。