中国レノボが2015年5月28日に北京で開催した「Lenovo Tech World」では、世界初という2画面スマートウオッチやレーザープロジェクター内蔵スマートフォンなどの製品コンセプトが展示された(関連記事:レノボが北京でグローバルイベントを開催、2画面スマートウオッチなどを披露)。

世界初の2画面スマートウオッチ「Magic View」

 レノボは現行のスマートウオッチにおける課題として、画面が小さすぎる点を指摘。「Magic View」では、根本的に異なるアプローチとして光の反射を利用したというセカンダリのディスプレイを搭載した(写真1、2)。

写真1●スマートウオッチのコンセプト「Magic View」
写真1●スマートウオッチのコンセプト「Magic View」
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写真2●セカンダリーのディスプレイを搭載する
写真2●セカンダリーのディスプレイを搭載する
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 このディスプレイはメインのディスプレイの下部にある。一般的な液晶ディスプレイなどと異なり、目を離した状態では映像はほとんど見えない。画面に目を近づけて覗きこむと、その中にはサイズにして20倍以上という、仮想的な大型スクリーンが見える仕組みだ(写真3)。

写真3●画面を覗きこむことで大型スクリーンを視認できる
写真3●画面を覗きこむことで大型スクリーンを視認できる
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