NTTドコモは2015年5月28日、高齢者向けの見守りソリューション「おらのタブレット」を、全国法人や地方自治体向けに6月1日から提供すると発表した。

 このソリューションは、法人・自治体などが高齢者の日常生活にかかわる情報や災害情報などをタブレット内のアプリケーションを用いて、分かりやすく提供できるようにするもの。「高齢者の利用に配慮した独自UIによるメールアプリ」「健康管理アプリ(日々の血圧、歩数の入力)」「脳トレアプリ」の三つを開発した。

 高齢者は、これらのアプリを使って、自治体と連携しながら日々の血圧測定や歩数管理などの健康管理を行うことができる。自治体はメールで情報を配信した後に開封通知を受け取るなど、高齢者の健康状態や安否確認を簡便に把握できる。

 NTTドコモは、長野県大町市と天龍村の両自治体および住民から1年以上にわたる協力を受けて開発した。試作品を利用してもらい、利用方法に関する高齢者からの意見を反映するなどしたという。

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