写真●Android Autoを搭載したHyundai「Sonata」のダッシュボード
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写真●Android Autoを搭載したHyundai「Sonata」のダッシュボード

 韓国Hyundai Motorの米国法人Hyundai Motor Americaは現地時間2015年5月26日、米Googleの自動車向けプラットフォーム「Android Auto」を採用する と発表した。量産車にAndroid Autoを搭載する自動車メーカーはHyundaiが初めてとなる。

 Android Autoは、Googleが昨年6月に開発者会議「Google I/O」で発表した(関連記事:Google、Androidスマートウオッチや車向けプラットフォームなど発表)。Androidスマートフォンを車に接続し、ダッシュボードのタッチスクリーン画面で「Google Maps」を通じたターンバイターンのルート案内を表示するほか、「Google Play Music」のプレイリストやラジオステーションの音楽再生、音声によるWeb検索、「Google Now」のリマインダー通知などを安全に操作できる。当初は、2014年末までにAndroid Auto搭載車が登場すると見込んでいた。

 Hyundaiはまず、8インチディスプレイのナビゲーションシステムを搭載した「Sonata」2015年モデルにAndroid Autoを組み込み、その後、他の車種にも拡大する。既存の2015モデルSonataの所有者は、同日よりディーラーで無償のソフトウエアアップデートを入手できる。夏の後半以降は、専用サイトからUSBドライブにAndroid Autoをダウンロードして、自身でアップデートできるようにする。

 Android Autoは、Googleのモバイルプラットフォーム「Android 5.x Lollipop」に対応するが、5月4日時点で、Android端末におけるLollipopのシェアは10%に満たない。なおHyundaiは、米Appleの車載統合システム「CarPlay」に対するサポートも表明している(米PCMagの報道)。

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