画面●DeP(ディフェンスプラットフォーム HomeEdition)無償版
画面●DeP(ディフェンスプラットフォーム HomeEdition)無償版
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 アクト・ツーは2015年5月26日、ウイルス対策ソフト「DeP(ディフェンスプラットフォーム HomeEdition)」の無償版(画面)の配布を開始した。使用期間の制限はなく、法人でも利用できる。

 DePは、ソフトに登録したプログラムだけを動作させるホワイトリスト型と呼ぶタイプのウイルス対策ソフト。一般的なウイルス対策ソフトは、監視対象のプログラムについて、既知の不正なプログラムのソースコードや典型的な動作パターンと照合するなどして、不正かどうかを判定する「ブラックリスト型」。

 DePの場合は、モジュールのパスやハッシュ値でプログラムを特定し、通信の可否、メモリーやファイル、レジストリへの書き込みなどの各種動作と、動作の「宛先」で許可/不許可を定める。

 今回配布した無償版は、制限するプログラムとその動作の設定が1000件までとの上限がある。有償版は年額2000円(税別)かかるが、こうした制限がない。クライアント向けのWindows XP/Vista/7/8/8.1に加えて、サーバー向けのWindows Server 2003/2008でも動作する。

 今回の無償配布に踏み切ったのは「ホワイトリスト型のウイルス対策ソフトの導入が遅れている日本で、認知度と普及を促進するため」(アクト・ツー)。今後1カ月間で2万~3万件のダウンロードを見込んでいるという。

■変更履歴
記事公開時、1カ月間のダウンロード件数について取材を基に200~300件としていましたが、正しくは2万~3万件でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/05/27 14:00]