写真1●サイボウズの伊佐政隆kintoneプロダクトマネージャー
写真1●サイボウズの伊佐政隆kintoneプロダクトマネージャー
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●サイバーエージェント内部監査室の鹿倉良太氏
写真2●サイバーエージェント内部監査室の鹿倉良太氏
[画像のクリックで拡大表示]

 サイボウズは2015年5月22日、同社の業務アプリケーション構築クラウドサービス「kintone」を導入したユーザー向けのイベント「kintone hive」を初開催した。サイバーエージェントによるイベント初公開のkintone導入事例や、kintoneの技術に詳しい開発者による活用ノウハウの提供などがあった。

 冒頭にサイボウズの伊佐政隆kintoneプロダクトマネージャーが登壇した(写真1)。伊佐氏によると、kintoneは2015年4月時点で国内で2500社超が導入しており、「2015年3、4月は毎月180社以上が導入するなど、急激に増加している」という。

 導入事例の紹介では、サイバーエージェント内部監査室の鹿倉良太氏が登壇(写真2)。広告配信の取引実績管理システムをkintoneで構築した取り組みなどについて説明した。同社は従来、取引実績の管理をExcelで処理していた。

 ところが「Excelでは毎月の実績の締めや請求処理に工数がかかり過ぎていた。1つのファイルを使うため、月初に処理が集中していた」と、鹿倉氏は話す。

 そこでkintoneを利用し、取引実績管理システム「DOX」を作成した。鹿倉氏はkintoneによるシステム構築期間や効果について、「システム構築まで2カ月でできた。5営業日かかっていた月次の締め処理を3営業日まで短縮化できた」と説明した。