ジュピターテレコム(J:COM)は2015年5月22日、高精細映像「4K」の商用サービスを5月29日に開始すると発表した。利用者は、4Kに対応した新セットトップボックス(STB)を利用することで、VODサービスであるJ:COMオンデマンドで4Kコンテンツを視聴できるようになる。

 提供コンテンツは、J:COMグループのアスミック・エースが配給する映画の4K版独占配信をはじめ、ドキュメンタリーやバラエティ、紀行、グラビアなどの作品をそろえる。今後は、ハリウッド映画の配信やJ:COMオリジナルコンテンツの制作も検討しており、4Kコンテンツ数を順次増やす方針。

 新STBは、J:COMが独自開発した次世代STB「Smart J:COM Box<録画機能付き>」を4Kコンテンツに対応させたもの。「4K Smart J:COM Box<録画機能付き>」として、J:COM TVサービス加入者に月額1300円(税別、長期契約の場合の料金)のオプションサービスとして提供する。同STBには、2Tバイトのハードディスク装置(HDD)を内蔵する。サービス開始当初は4Kコンテンツは全て、追加料金なしで視聴できる。

 なお、旧JCNエリアのケーブルテレビ局では、7月1日からの提供開始を予定する。

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