西武グループで水族館運営の横浜八景島は2015年5月19日、7月にオープンする仙台うみの杜水族館の年間入場券の販売サイトにシステムトラブルがあり、購入手続きを進めていた最大135人の個人情報が漏洩したと発表した。氏名や生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、顔写真の7項目が最大4時間、手続きを進めているほかの購入者から閲覧できる状態だったという。
同社は5月16日午前0時に仙台うみの杜水族館の優待付き年間パスポート(4200円)について、先着1万人のネット販売を開始した(画面)。ここで入場券を買いものかごに入れると、ほかの人の買いものかごにも表示される場合があったという。購入者からの指摘で事態が判明、同日午前3時26分に販売システムを停止し、同日午前4時に購入履歴の閲覧を停止した。4時間でおよそ1000人が購入手続きを進めていたという。
詳しい原因は調査中。横浜八景島は「販売と同時に想定以上のアクセスが集中してシステムが誤作動した。負荷テストも実施していたがこのような事態になり深くお詫び申し上げる」と話す。販売システムの開発と運用はグッドフェローズに委託。同社によるとパッケージソフトで開発した。
横浜八景島は19日に経済産業省に事態を報告。販売システムの再開時期は未定だが早い時期に再開を目指すという。