近畿大学付属高等学校・中学校は2015年5月16日、中学生を対象としたiPadアプリの開発体験会を実施した。参加は任意だが、中学1年生を中心に、中学2年、3年生を含めた計37人が約3時間にもおよぶ参加型のプログラミング体験に集中して取り組んだ(写真1)。

写真1●近畿大学付属高等学校・中学校の中学生を対象に、ライフイズテックがプログラミング体験会
写真1●近畿大学付属高等学校・中学校の中学生を対象に、ライフイズテックがプログラミング体験会
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 カリキュラムを提供し、講義を実施したのは中高生向けのプログラミングキャンプなどを運営するライフイズテック。同社は関西地区で既にプログラミングキャンプを展開しているが、中学・高校を会場としたプログラミング体験会は関西では初となる。近畿大学付属中学・高等学校は全校生徒がiPadを所有して授業に活用しており、アプリを使うことに生徒はなじんでいる。だが、アプリを作るのは、ほとんどの生徒にとって初めての体験となる。

 今回の体験会では、生徒は背景画像を自分の好みの画像に設定したカウントアプリを作成する(写真2)。生徒1人につき1台のMacBook Airが用意され、ライフイズテック側でiOS向けのソフトウエア開発ツールである「Xcode」や、カウントアプリで使う部品(文字を表示するラベル、タップすると加算する+ボタン)を事前に準備している。生徒はこれらを使って、ライフイズテックが用意したテキスト並びにメンターへの質問を通して開発を進めていく。

写真2●カウントアプリを作成。生徒は好みの背景画像などを自ら設定してオリジナルアプリ作りに取り組む
写真2●カウントアプリを作成。生徒は好みの背景画像などを自ら設定してオリジナルアプリ作りに取り組む
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