富士通は2015年5月18日、汐留本社で新製品発表会を開催し、スマートフォンやPCの新製品を発表した。

 発表会に登壇した富士通執行役員 モバイルフォン事業本部長の高田克実氏は、国内スマートフォン市場について「Androidは今後も引き続き大きなビジネス規模を維持し、日本のスマホの半分を占める」として、2017年度のスマホ出荷数は2679万台、Androidのシェアは47%という同社予測の数字を挙げた(写真1、2)。

写真1●富士通執行役員 モバイルフォン事業本部長の高田克実氏
写真1●富士通執行役員 モバイルフォン事業本部長の高田克実氏
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写真2●国内スマートフォン市場の富士通による予測
写真2●国内スマートフォン市場の富士通による予測
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 フィーチャーフォンについては「2013年ごろに底を打ち、2014年は1005万台と少し回復した。根強い人気があり、まだまだ使いたいという要望もある」(高田氏)と説明、堅調に推移するとの見方を示した(写真3)。

写真3●国内フィーチャーフォン市場は堅調に推移
写真3●国内フィーチャーフォン市場は堅調に推移
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 今後の富士通の戦略としても両方の市場を見据え、「引き続き、スマートフォンとフィーチャーフォンの両方を提供していく」(高田氏)との方針を示した。携帯電話の新機種としては、NTTドコモが2015年夏モデルとして発表した「ARROWS NX F-04G」「ARROWSケータイ F-05G」を改めて披露。「らくらくスマートフォン3 F-06F」に新色を追加したことも紹介した。