セキュリティベンダーのソフォスは2015年5月18日、無料のLinux用ウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus for Linux(Free Edition)」の提供を開始した。対象は個人ユーザー。ウイルス対策機能は有料版と同等だが、サポートなどは提供しない。
同社では、法人向けLinux用ウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus for Linux」を有料で提供している。今回開始したのはその無料版。
基本的な機能は有料版と同じ。ソフトウエアやウイルス定義ファイルなどのアップデートも提供する。ただし、サポートは提供しない(表)。有料版が備える集中管理機能もない。
Sophos Anti-Virus for Linux (Free Edition) | Sophos Anti-Virus for Linux | |
価格 | 無料 | 有料 |
対象 | 個人ユーザー向け | 法人ユーザー向け |
ソフトウエア、エンジン、定義ファイルのアップデート | あり | あり |
クラウド利用 | 将来的に可能 | 可能 |
集中管理機能 | なし | あり |
サポートの提供 | なし | あり |
表●今回提供する無料版と、以前から提供している有料版の比較
同社のサポートは受けられないが、英ソフォスが運営する英語のコミュニティサイト「SophosFreeTalk community」において、製品に関するディスカッションは可能だとしている。
また、Sophos Anti-Virus for Linux(Free Edition)から、クラウドを利用したセキュリティサービス「Sophos Cloud」へのアップグレードパスを用意する。Sophos Cloudは、2015年6月にLinuxに対応する予定。ただし、Sophos Cloudは有料。
[ソフォスの情報]