写真●Googleの自動運転車(出所:同社公式ブログ)
写真●Googleの自動運転車(出所:同社公式ブログ)
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 米Googleは現地時間2015年5月15日、自動運転車の開発プロジェクトに関する今後の展開を発表した。今夏に自社開発によるプロトタイプ(写真)を数台使って公道の走行テストを開始する。

 Googleは2014年12月にプロトタイプの完成を発表し、テストコース内での実験走行を実施していた(関連記事:Google、自動運転車のプロトタイプ完成版を発表)。

 同社は、トヨタ自動車の「Lexus」に専用ソフトウエアやセンサーを搭載した自動運転車の実験をすでに実施している。先週明らかにしたデータによると、過去6年間で自動運転モードによる走行距離は約100万マイル(約161万km)にのぼる。これまで11件の事故に遭遇したが「すべて軽度のものだった」としている(関連記事:Googleが開発中の自動運転車両、過去6年間で11件の事故)。

 今夏より実施する公道テストでは、Lexus改良車と同じソフトウエアを採用し、米カリフォルニア州マウンテンビューを走行する。速度は毎時25マイル(毎時約40km)以下。脱着式のハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルを備え、テストドライバーが乗車して必要なときに操作する。

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