写真●社長交代の内定について説明するWOWOWの和崎社長
写真●社長交代の内定について説明するWOWOWの和崎社長

 WOWOWは2015年5月15日、同日開催の取締役会において、田中晃氏(スカパーJSATホールディングス 取締役・スカパーJSAT 取締役執行役員専務)が代表取締役社長に就任するなどの取締役人事を内定したと発表した。

 現社長の和崎信哉氏は代表取締役会長に就任する。取締役の選任は2015年6月23日開催予定の定時株主総会における承認をもって、取締役の役職および担当の委嘱については株主総会終了後に開催される取締役会において正式に決定される。

 和崎氏は2015年5月15日の「2014年度決算発表会見」で、今回の社長交代について説明した。「田中さんは民放業界の経験もあり、有料放送業界の経験もある。2020年の次のステージを目指すときに、その力をぜひ発揮してもらいたいということで決まった」とした。和崎氏と田中氏の役割分担については、「日常の業務執行については田中さんにやっていただく。私は経営を監督し、共同して前に進めるほか、外回りの関連業務を手がける」と説明した。

 自らが代表取締役社長を務めた8年間については、「アナログ放送の終了からデジタル放送への完全移行、3チャンネル体制の確立を経て、次の時代を見据えるという状況に来た。その流れの中ではそれなりの成果を出せたかなと思っている」と述べた。

 今回の役員人事の内定には、橋本元氏(常務取締役)と佐藤和仁氏(同)の専務取締役への昇任や、山崎一郎氏(取締役)の常務取締役への昇任なども含まれている。