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 米Microsoftは現地時間2015年5月14日、検索エンジン「Bing」において「Mobile-friendly」タグを導入したことを明らかにした。モバイル端末でBing検索を行うと、モバイルフレンドリーな(モバイルで情報にアクセスしやすい)Webページは、説明欄に同タグが表示される。

 同タグの導入により、検索結果におおけるモバイルフレンドリーなページの順位が変更される可能性はあるが、情報の関連性を最も重視するため、「関連性の高い情報を提供するページが上位に表示されることに変わりはない」としている。関連性の高い情報を提供しているページが、モバイルフレンドリーではないために表示順位が落ちることはない。

 MicrosoftはMobile-friendlyと判断する要素として、メニューやボタン、リンクが見やすい大きさであること、タッチ操作に適した間隔を保っていること、テキストが読みやすいことなどを挙げている。

 Mobile-friendlyに対応した新たなアルゴリズムは、今後数カ月かけて展開を進める。

 モバイル検索に関しては、米Googleが先月、アルゴリズム変更を開始した。モバイルフレンドリーと判断されたページを検索結果でより上位に表示する。同アルゴリズム変更によって、モバイル対応が不十分なページは表示順位が下がる可能性があると恐れられ、「Armageddon(アルマゲドン)」をもじって「Mobilegeddon(モバイルゲドン)」と称されている(関連記事:Google、モバイル検索のアルゴリズム変更“モバイルゲドン”を実施)。

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