米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2015年5月12日、リアルタイム翻訳機能「Skype Translator」のプレビュー提供の拡大を発表した。誰でも「Windows Store」からプレビュー版アプリケーションをダウンロードできる。Windows 8.1あるいはWindows 10技術プレビュー版を搭載したパソコンまたはタブレット端末で利用可能。

 ビデオチャットでユーザーが自身の言語で通常通りにしゃべると、Skype Translatorが音声とテキストで相手の言語に翻訳する。その仕組みは、自動音声認識技術で音声をテキストに変換し、言葉のつかえや繰り返しを修正したのち、機械翻訳を実行して、テキストを音声に変換する。

 Skype Translatorは、昨年12月に初回プレビュー版の提供を開始した。当初はアプリケーションを入手するには専用ページで登録して待つ必要があった(関連記事:「Skype Translator」プレビュー版公開、まずは英語/スペイン語で)。

 対応言語も強化し、音声翻訳は英語とスペイン語に加え、イタリア語、中国語(北京語)の会話が可能。インスタントメッセージでは約50言語をサポートする。

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